「積ん読」探検隊

これから読んでみたい本を紹介していきます!

ミュージック・マガジン 2018年 10月号

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アレサ・フランクリンが亡くなって

1ヶ月とちょっとが経った。

 

3日前の日曜日、

山下達郎さんのラジオ番組でも

アレサの特集が有り、

語りは少なめ、音楽たっぷり、という

実に愛情あふれる追悼特集であった。

 

曲をかけ終わった後の

達郎さんのとても短いコメントに

またジーンときてしまったり。。

 

アレサは

唯一無二の

無敵のシンガーだったと思う。

 

とはいえ、

最初に聴いた10代の頃は

正直、胸には刺さらなかった。

 

当時は、

「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」

のカバーをやっていたり、

ワム!で人気絶頂だった

ジョージ・マイケルとデュエットしたり、

という時期。

 

私はその頃、

年齢的に周回遅れであったものの

ビートルズにどっぷりハマっており、

他のアーティストまで

気が回す余裕が無かったのであろう。

 

アレサに最初にカウンターを喰らったのは、

20代前半の頃だっただろうか。

 

たまたま買ってみた

「黒人讃歌(Young Gifted And Black)」

というアルバムに

最初の一音から心を奪われ、

しばらくの間

我が家の「ターンテーブル独占盤」

となっていた。

 

その後、

他のアレサのアルバムも聴きまくったのは

言うまでもない。

 

近年では

キャロル・キングを讃える

リンカーンセンターでのイベントで、

ナチュラル・ウーマン」を披露したアレサ。

 

YouTubeでの鑑賞であったものの、

アレサが歌詞の最初を発音し終える前に

感動の鳥肌が立った。

 

もうこんなシンガーは

現れないであろう。

 

そんなアレサの旅立ちに際し、

日本の老舗音楽雑誌「ミュージック・マガジン」が

明日発売の最新号で

アレサの特集を組んでくれた。

 

小出斉さんを筆頭に、

鈴木啓志さん、萩原健太さん、湯浅学さん、等々

大御所たちが筆を並べておられるようだ。

 

この号、

買うには買わせて頂くが、

読む楽しみはもう少し先にとっておこうと思っている。

 

今はただ、

アレサの歌声だけで

十分なような気がするので。

 

ブルース&ソウル・レコーズ 2018年8月号 特集:ドゥ・ワップ入門

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何て素晴らしい表紙!!

読もうと思っているうちに、ひとつ前の号になってしまったのだが、

今日は「ブルース&ソウル・レコーズ」の

ドゥー・ワップ特集を。

 

この号が発売された時期は何故か

他の音楽雑誌(最新の音楽にフォーカスしてない雑誌ね!)では

ディスコ音楽系の特集が組まれているものがいくつかあったりもしたのだが、

本誌はドゥー・ワップである。

 

実の所は、ワーナーから山下達郎さんの監修で発売となった

「ドゥー・ワップ・ナゲッツ」というCDのお披露目特集な訳なのだが、

恒例の付録CDも付いており、非常にワクワクドキドキな1冊なのである。

 

こちらのCD群に収録されているのは

ほとんどが1950年代の録音かと思われるが、

今の40代や50代の方々にとって

ドゥー・ワップとの出会いは

鈴木雅之さん率いる「シャネルズ」であったり、

山下達郎さんの「オン・ザ・ストリート・コーナー」だったり

という方が多いと思う。

 

シャネルズが「ランナウェイ」でデビューした頃、私はまだ小学生で、

同じクラスの友達と物真似などをしていた思い出があるのだが、

シャネルズの真似をする時は何故か

他のアイドル歌謡などの歌を口ずさむ時よりも

ちょっとだけ大人な気分になれていたような記憶が有る。

「ボク、子供だけど、コーヒーに砂糖なんか入れないぜ!」

的な、自己満足な背伸びなのだが。笑

 

達郎さんの「オン・ザ・ストリート・コーナー」を聴いたのは

20歳を過ぎてからとなってしまったのだが、

はじめて聴いた時からしばらくは

ターンテーブルから下ろすことができなかった。

とにかく、すべてにおいて非の打ちどころが無い名盤なのだ。

ドゥー・ワップ未経験な方には、

50年代のドゥー・ワップよりも、

むしろ山下達郎の「オン・ザ・ストリート・コーナー」を

お勧めさせて頂きたい。

 

そして、自分も立派なオッサンになり、

「オン・スト」の原曲のレコードなども

買い揃えたりすることが出来るようになったのだが、

時代のメインストリームからズレた物にハマっていたりすると、

ちょっぴり孤独を感じてしまうのも否めない。

 

こういう企画の雑誌やCDは

鑑賞や収集に付帯する「孤独」のようなものから

ひとときの解放感を与えてくれるので、とても有難い。笑

 

そう。

こうしてオジサンは、通販サイトでの「クリック衝動」

に負けてしまうのであった。。。

 

ギターマガジン 2018年10月号

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日本を代表するギター雑誌

「ギターマガジン」

の最新号である。

 

2018年6月号のベンチャーズ特集の際は

アマゾンのレビューに

編集者の世代が変わって行っていることへの嘆きが

やんわりと書かれていたのだが、

やはり60年代からのミュージシャンの特集となると

現役の雑誌編集者やライターよりも

当時からの音楽ファンの方が

色々と詳しいことも少なくは無いであろう。

 

最新号は

「3大ギタリスト」特集

のようである。

 

3大ギタリストと言って

一般的には

エリック・クラプトン

ジェフ・ベック

ジミー・ペイジ

ヤードバーズ出身の3人の名を挙げるのが

正解なのだろう。

 

しかし、

もうヤードバーズの時代からは

50年もの月日が経っている。

 

現代の目線で御三家を選んだら

誰になるのかを

色々なミュージシャンに聞いてみるのは

確かに面白い企画だ。

 

御三家と言って

橋幸夫舟木一夫西郷輝彦と言うか、

郷ひろみ西城秀樹野口五郎と言うか、

という話の現代版だったり、

個人的な御三家の話だったりなのだろう。

(余計わからん?)

 

前述のベンチャーズ特集や

もう少し前のジミ・ヘンドリックス

確かにシニア世代には

ちょっと物足りなさが有ったかもしれない。

 

しかし、

7月号の「ディスコ天国」特集は

素晴らしい特集であった。

 

創刊以降、華のあるギタリストの特集が多く、

こういったソウル/ファンク界隈のリズムギターの特集は

意外に少なかったように思う。

 

今月号もまだ読んではいないが、

こんな満足感を期待している。

 

「多動力」 堀江貴文

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「今さら?」

と言われてしまいそうだが、

今日は、この本を。

 

先日(2018年9月)の地震

北海道に大規模な停電が発生してしまっているが、

キャッシュレスを強く提唱していたホリエモン

主にTwitter上でツッコミを受けている。

 

ホリエモンは電力会社の人ではないし、

北海道にも住んでいる人なのに、

ツッコミを受けるのはどうなのかと思うのだが、

律儀に返信している氏には敬服する。

 

とはいえ、

「財産の電子化率」が上昇しすぎてしまうと、

今のところは、災害時や想定外の事態が発生してしまった時などに

現物所持とはまた違ったリスクが有るのだな、

と改めて考えさせられた。

 

話を戻して、この本。

毎度のことながら、私は未読なのだが、

ツイッター上での一般人レビューは

この本が一番人気のようだ。

 

目次から察するに、

マルチタスク的な行動で

「時間対効果」の良い人生を送ろうぜ!

といった内容なのだろうか。

 

実際、

すべての人が

マルチタスクに仕事をこなすポジションに

身を置けるわけでは無い。

 

そのポジションに身を置き、

周囲の人にどう動いてもらうか、という

「他動力」

もまた重要になってくる。

 

そのためには

人望だったり、

知識だったり、

経験だったり、

が、他の人よりも多く必要なのかな。。

 

何でもかんでも、その都度スマホで調べてるタイプの人には、

あまり人がついてこないもんね。。

 

ま、その人その人が

その人なりの多動力を発揮して

人生を送っていけばいいんだろうな。

 

とりあえず、読んでみよう。

 

「SHURE (シュア) がフォノカートリッジの生産終了」のニュースを今頃知る。。。

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今日は、本以外のネタで投稿します。
書評以外の話は、初めてかもしれませんね。

皆さんは音楽を聴く時、
何で聴かれていますか?

今の時代、
スマホで聴かれている方がほとんどだと思いますが、
私は主に
「レコード」
で聴いています。

好きな音楽自体が
1960年代から1980年代のものに集中しており、
個人的にはどうしても
「レコード」がしっくり来るんです。

数日前、使用しているレコードプレーヤーの「針」が
だいぶ減ってきているので買い替えようと、
ある楽器店のHPを見ると、
当方愛用の「SHURE(シュア)」というメーカーの商品が
ほぼ根こそぎ消えており、
買いたかった品物も見つけられない状態。。

何か有ったのだろうかとグーグル検索してみると、
今年の5月にメーカー自体が
レコードのカートリッジ関係の生産中止を発表したらしい。。

今となっては、転売屋さんにマージンを払って入手する以外
方法は無さそうです。。

別のメーカーの品物を買えばいい話ではあるのですが、
しばらく放心状態になってしまいました。

この件については、
このまましばらく思考を停止してみます。。。

水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン / 水戸岡鋭治

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今日は、人気ユーチューバーの「スーツ」さんが、
動画の中で紹介されていた本について書いてみたい。

その本のタイトルは、
水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン
―私はなぜ九州新幹線に金箔を貼ったのか?」
だ。

水戸岡先生のデザインに対する考え方が書かれた本なのだが、
この本の一番の読みどころは
著作権には興味がありません」
という項である。

著作権にまつわるトラブルが多い世の中では有るが、
水戸岡先生のスタンスは実にすがすがしい。

詳しくは本書を読んで頂きたいのだが、
節度や敬意を持ちつつ、
先人達が作り上げてくれたものを進化させていけたら、
それはとても素晴らしいことだと思う。

インターネットの普及に伴い、
著作権についての考え方も多様化してきている。

マナーを守りつつ、コピペ文化を生きていきたいと思うが、
誰に許可の申請をしたらいいのか分からないことも多い。

この混沌は、まだまだ続きそうだ。

週刊ダイヤモンド (2018/6/16号)

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数日前、コンビニでトイレを借りた時に
「お礼買い」で購入した雑誌を
今日ザッと読んでみた。

 

買った雑誌は
週刊ダイヤモンド(2018/6/16号)」。
表紙には
「成長するならカネ借りろ!
借金経営のススメ」
と、大きく書かれている。

 

私は、脱サラ組の個人事業主
こういった「資金繰り」系の情報には
いつも興味津々だ。

 

しかし!
書いてある内容はとても素晴らしいのだが、
私には全くもって参考にならない内容なのであった。。。

 

というのも、
そもそも書いてある内容が
私ごときのような貧乏人向けでは無く、
「お金を持っている人」向き
な内容なのである。

 

逆に言えば、
毎月ギリギリの綱渡り操業で、
地元の信用金庫にすら
相手にしてもらえないような事業者が
借金頼みの経営をしてしまったら
「オシマイ」ということだ。

 

自分の場合、
退職のタイミングが無計画すぎたせいか、
脱サラ時に支払われた退職金は
ほとんど住民税の支払いで消えてしまい、
起業時の資金や、当座の運転資金は
結局借り入れをするしか無かった。

 

今の事業でわずかばかりの利益は出せているが、
税金や年金、そして借金の返済で
手元に残る金はほとんど無い。

 

というか、手元に残せないのだ。

 

いつか、このような雑誌に書かれているような
お金の上手な回し方が出来るように
なってみたいものだ。

 

とりあえず、貧乏人にとっては、
「借金は悪」でしかないと思う。

複利」は怖いぜ~、終わらんぜ~!