「積ん読」探検隊

これから読んでみたい本を紹介していきます!

ブルース&ソウル・レコーズ 2018年8月号 特集:ドゥ・ワップ入門

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何て素晴らしい表紙!!

読もうと思っているうちに、ひとつ前の号になってしまったのだが、

今日は「ブルース&ソウル・レコーズ」の

ドゥー・ワップ特集を。

 

この号が発売された時期は何故か

他の音楽雑誌(最新の音楽にフォーカスしてない雑誌ね!)では

ディスコ音楽系の特集が組まれているものがいくつかあったりもしたのだが、

本誌はドゥー・ワップである。

 

実の所は、ワーナーから山下達郎さんの監修で発売となった

「ドゥー・ワップ・ナゲッツ」というCDのお披露目特集な訳なのだが、

恒例の付録CDも付いており、非常にワクワクドキドキな1冊なのである。

 

こちらのCD群に収録されているのは

ほとんどが1950年代の録音かと思われるが、

今の40代や50代の方々にとって

ドゥー・ワップとの出会いは

鈴木雅之さん率いる「シャネルズ」であったり、

山下達郎さんの「オン・ザ・ストリート・コーナー」だったり

という方が多いと思う。

 

シャネルズが「ランナウェイ」でデビューした頃、私はまだ小学生で、

同じクラスの友達と物真似などをしていた思い出があるのだが、

シャネルズの真似をする時は何故か

他のアイドル歌謡などの歌を口ずさむ時よりも

ちょっとだけ大人な気分になれていたような記憶が有る。

「ボク、子供だけど、コーヒーに砂糖なんか入れないぜ!」

的な、自己満足な背伸びなのだが。笑

 

達郎さんの「オン・ザ・ストリート・コーナー」を聴いたのは

20歳を過ぎてからとなってしまったのだが、

はじめて聴いた時からしばらくは

ターンテーブルから下ろすことができなかった。

とにかく、すべてにおいて非の打ちどころが無い名盤なのだ。

ドゥー・ワップ未経験な方には、

50年代のドゥー・ワップよりも、

むしろ山下達郎の「オン・ザ・ストリート・コーナー」を

お勧めさせて頂きたい。

 

そして、自分も立派なオッサンになり、

「オン・スト」の原曲のレコードなども

買い揃えたりすることが出来るようになったのだが、

時代のメインストリームからズレた物にハマっていたりすると、

ちょっぴり孤独を感じてしまうのも否めない。

 

こういう企画の雑誌やCDは

鑑賞や収集に付帯する「孤独」のようなものから

ひとときの解放感を与えてくれるので、とても有難い。笑

 

そう。

こうしてオジサンは、通販サイトでの「クリック衝動」

に負けてしまうのであった。。。