働き方 完全無双 / ひろゆき (西村博之)
本日紹介させて頂くのは、
先月発売になったばかりの新刊(2018年5月10日)
「働き方 完全無双」(ひろゆき 著)
だっ!
匿名掲示板「2ちゃんねる」の創始者として有名な西村博之さんだが、
ここ数年は「ベーシックインカム」の現実化に向けての活動がよく目にとまる。
「ベーシックインカム」とは、ものすごく簡単に言ってしまえば、
国民全員が何もしないで毎月もらえる生活保護、みたいなものだ。
そのベーシックインカムにからめての著書だと思われるが、
さすがのひろゆきさん、本書は5月上旬の現在でも
アマゾンのベストセラー1位を独走中である。
ニコ生やYouTube等で、ひろゆきさんの労働に対する考え方はたくさん聞いてきたが、
激しく同意してしまう反面、
どうしても上場企業等の会社員をベースにした視点での意見が多く、
末端寄りの視点での意見となると、ニートなどの意見になってしまい、
実際に「物を作ったり」「物を運んだり」している人たちの視点がやや薄い。
この本では、
・働くときの「攻め方」
・働くときの「守り方」
・企業の「論理」
の3つのテーマで、ひろゆきさんが労働についての考え方を述べられているようだ。
国が提唱している「働き方改革」も、
言葉だけが独り歩きしていて、
何を改革したいのか、しっかりメスを入れているのか、
が、まったくわからない。
もちろん、「雇用者も被雇用者も、どんな職種でも、全員ハッピー!」という世の中は、この世界のどこに行っても存在しないのは分かっている。
でも、この本を読むと、そんな理想にちょっとだけ近づけそうな気がしてしまうのは、私だけでしょうか?